2005年08月13日
「ヒトラー 〜最期の12日間〜」
夕方から知り合いと飲む約束をしていたので、
プライベートでお出かけ。で、
昼間は前から観たかった映画を鑑賞しました。
『ヒトラー 〜最期の12日間〜』
★★★★(5点満点中)
まず、ドイツ人が作ったという点を
個人的には褒めたいです。
国際的にも色々と物議をかもし出すのは分かっていて
それでもあえて作品として世に送り出すというものは
それだけで想像を絶する苦労が必要だと思うし、
それを推し進めたパワー、つまりそれだけ
描きたかったというものを感じます。
内容的にはヒトラー一辺倒ではなく、厳密には
「ドイツ帝国が崩壊する最後の12日間」という
ニュアンスの方が正しいかも。
その中で「ヒトラー」という人物がいかに
一人の人間であり、そしてそれをとりまく人々も
さまざまな人間であるということ。
それは今の世の中でも全く変わっていないと感じます。
調度、衆議院の選挙で自民党が騒いでいますが、
小泉首相の行動が微妙に近いような遠いような。。。
「リーダシップ」と「独占支配」。
いつの時代も紙一重です。
ただし、「ヒトラー」、いや「ナチス軍」が
数百万人のユダヤ人を殺している事実を
忘れてはいけません。それは許されない事実です。
それをどこかにおいやって、
「ああ、ヒトラーも人間なんだなぁ」なんていう
セリフは言ってはいけないと思います。
なんにせよ、「映画」が好きであれば
映画館で観る価値はあると思います。
ご年配の方々が結構多く観ていたのも、
この映画の特徴でした。
投稿者 miyaware : 2005年08月13日 23:21