人材不足の本当の危機。
2017/03/04
ガードナージャパンが「日本のIT人材は2020年末までに30万人以上不足に」という記事を出しました。
まあ、人材不足がどの業界も深刻なのは人口も出生率も下がってるから当然なわけで、問題はこの危機感を日本の企業レベルのおっさん(中堅)クラス以上の方々が理解していないという点。
今の就活状況は「超売り手市場」と言われる通り、20代前半の若い世代は自身の望む会社や業種に進みやすくなっていますし、転職もし易い環境になっています。そう、若い世代は重要な「財産(材産)」になっているのです。
にも関わらずそれを理解しないどころか昔ながらのスタイルで上司の言うことは正しいだの絶対だの、反論すれば叩かれるのが横行している企業が多々あるんですよ。それもIT企業で。いや、IT企業だからこそか。。
今時の若い世代はおっさん(もちろん私も含めて)連中が思ってる以上に世の中を色々知ってる人が多い。自分の給料が他社と比べて高いのか安いのか、「割り」が良いのか悪いのかなんて全然知ってます。おっさん連中よりも分かってる人ばかりですよ。そんな若手を留めることが出来ない組織って、、、なんて思ったり。
もしくは優秀な若手が辞めて行ったっていいんですよ。快く送り出すことで違った形でビジネスパートナーになったり優良顧客になるかもしれません。
・・・もっとも新人が安定して入社してくる会社だったらの話ですがね。。。
気づいたら勢いのある20代後半〜30代の社員が退職しまくりで40代以降の転職もできない人材と何も知らない1、2年の若手社員しかいないとか、そんな企業がうじゃうじゃ出るんじゃないでしょうか。いや、もう出てるのか。。
だからいつも思ってるし、私の周りにいる人へ言ってるのは、『フリーランスでも食っていけるスキル(武器)を身に付けろ』です。開発スキルといった武器だけでなくマネジメント力だって素晴らしい武器です。英会話だってすごいじゃないですか。
最近は大手家電メーカーなどがどんどん苦境に追いやられてますが、「組織」というものに守られてなくても自分の武器を持っていれば何とかなるんですよ。その意思を持って具体的に行動するかどうかなんですよ。
おっさん世代の連中が常にそう行った「こころざし」を持って行動していれば必然と若手は付いてくると思うんですけどね〜。
と、常にフリーランスのつもりでいるおっさんエンジニアの久々ぼやきでした。
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